新しい風を取り入れるケア業界

新しい働き方「介護シェアリング」ってなに?

介護シェアリングは人材不足の救世主

介護シェアリングとは、ワークシェアリングを介護の現場に導入した考え方です。ワークシェアリングとは、一人が担当していた業務を複数で分け合う事で、一人にかかる労働時間や負担を減らし、多くの雇用の機会を生み出すことを言います。介護の現場におけるワークシェアリングつまり介護シェアリングとは、介護現場での仕事を細分化し、勤務時間ではなく業務ごとに専門のスタッフを雇用することで、人材不足と言われる介護の現場で多くの雇用を生み出そうという試みなのです。

これまで介護の仕事と言うと、夜勤や土日出勤があったり、体力的にきついと言われ敬遠される傾向にありました。しかし介護シェアリングを導入すれば、短時間の勤務が可能になり、家庭の事情などでフルタイムの勤務が難しい人でも仕事に応募しやすいでしょう。さらに業務内容が特定される事で仕事を早く覚えられるため、未経験でも応募しやすく、雇用する側にとっては研修が短くて済みます。

また介護シェアリングは、介護の仕事に興味があったり、介護の資格を持っているものの介護の現場で働いたことがない人にとって、介護の現場で働く敷居を低くしてくれます。かつて介護職に就いていたものの離職してしまった人にとっては、現場復帰がしやすくなるでしょう。あるいは副業で介護の仕事をしたり、複数の施設で働くことも可能になります。

このように介護の現場での働き方が柔軟になれば多様な人材が集まり、それが介護業界の底上げにも繋がります。介護シェアリングは人材不足に悩まされてきた介護業界の救世主となるでしょう。その他、介護シェアリングのメリット・デメリットや、介護求人の探し方のコツなどの詳細については、(http://kaigo-sharing.com)にわかりやすく解説されています。